「岸辺露伴は動かない」は、荒木飛呂彦先生の名作「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる登場人物の1人・岸辺露伴を主人公としたスピンオフ作品。
2020年からNHKで実写化もされており、「まだ漫画しか読んでいない」「まだドラマしか見ていない」という両方の層がいると思います。
この記事では、「岸辺露伴は動かない」の漫画ドラマの違いや、「漫画しか読んでいない人はドラマも見るべきか」「ドラマしか見ていない人は漫画も読むべきか」といったことをまとめていきます。
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「岸辺露伴は動かない」の原作漫画と実写ドラマの違い
違い①ストーリー構成自体はほとんど同じ
まず、扱われているエピソードのストーリー構成自体はほとんど同じです。
そのため原作漫画とドラマで「オチが全然違う」「ストーリー展開が大きく異なる」ということはありません。
違い②サブの登場人物が一部別のキャラクターに置き換えられている
ドラマ版は主人公・岸辺露伴以外のサブの登場人物に、一部変更が加えられています。
例えば、原作であれば4部のメインキャラクターの1人である広瀬康一というキャラクターが出てくるところを、ドラマ版では原作ではそこまで重要人物ではない「泉京香」というキャラクターに置き換えられたりしています。
「広瀬康一は安易に実写化しないほうがいい」というのは原作ファンであれば分かると思いますが、そこも汲み取った上でキャラクターの置き換えをしているのだとしたら、実写版の制作スタッフ陣の方々はお見事だと言えます。
違い③ドラマは漫画だけでなく小説や本編も原作になっている
ドラマ版は漫画だけでなく、本編である「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」や岸辺露伴のスピンオフ小説も原作になっています。
具体的には、
・「くしゃがら」→短編小説集「岸辺露伴は叫ばない」に収録
・「背中の正面」→本編「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」の途中エピソード
・「じゃんけん小僧」→本編「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」の途中エピソード
・「ホットサマーマーサ」→「岸辺露伴は動かない」だが単行本には未収録(ジョジョマガジン
という雑誌にのみ登場)
となっています。
その他の「富豪村」「D.N.A」「ザ・ラン」「六壁坂」は単行本「岸辺露伴は動かない」に収録されています。
違い④ドラマは原作に忠実過ぎないのが魅力
「原作に忠実に作ろうとし過ぎて、逆に寒くなってしまう。」というのは実写化あるある。
具体的な名前は出しませんが、私も過去に好きな漫画の実写版を見て、その内容があまりにも酷すぎたあまり、出ている俳優さんのことまで嫌いになってしまった(俳優さんに罪はないw)という経験が何度かあります。
しかし「岸辺露伴は動かない」の実写版ドラマに関しては、ストーリー自体は原作に倣ってはものの、キャラクターの喋り方や服装、その他の世界観の演出において原作に無理に寄せ過ぎていません。
そこが、ドラマ版「岸辺露伴は動かない」の大きな魅力!
「原作のエッセンスが含まれた別作品」として楽しむことがでるのです。
制作側の原作へのリスペクトを感じられ、制作スタッフさんや高橋一生さんをはじめとした俳優さんたちのことまで好きになることができました。
違い⑤漫画にはまだ映像化されていないエピソードが盛りだくさん
漫画版「岸辺露伴は動かない」には、まだ実写化もアニメ化もされていないエピソードが多数収録されています。
以下がまだ映像化されていないエピソード一覧です。
↓
「密漁海岸」
「岸辺露伴グッチへ行く」
「望月家のお月見」
「月曜日 天気-雨」
「ドリッピング画法」(単行本未収録)
ちなみに以下は、アニメ化はされているけどドラマ化はされていないエピソードです。
↓
「懺悔室」
ただの1つとして退屈なエピソードがなく、全て1ページ1ページワクワクさせられるエピソードばかりです。
漫画をまだ読んでいない場合は、ぜひ読んでみてください。
「岸辺露伴は動かない」原作漫画しか読んでいない人はドラマも見るべきか?
「岸辺露伴は動かない」の原作漫画や小説だけを読んだことがあり、ドラマ版はまだ見ていない場合、ドラマ版も見るべきかどうか?
こちらに関しては「無理して見る必要はないけど、興味があれば見て損はないし、もしかしたら期待以上のクオリティにびっくりするかも」というのが答えとなります。
この記事を書いている私自身「ジョジョの奇妙な冒険」の大ファンで、スピンオフである「岸辺露伴は動かない」はもちろん、その他荒木飛呂彦先生の関連作品はほとんど読み尽くしています。
そのため「岸辺露伴は動かないが実写化される」と聞いた時、初めは正直「実写版とか頼むからやめてくれよ・・・」「高橋一生かっこよくて好きだし、この実写化のせいで嫌いになりたくない・・・」と、かなり悲観的でした。
「ジョジョシリーズが実写化される」ということ自体にアレルギー反応を示していたんですね。
しかし恐る恐る実写版を見ていたところ、想像以上のクオリティにびっくり・・・!
先ほども述べたように、原作に無理して寄せすぎておらず、絶妙な具合で三次元の世界観に昇華されており、「原作は原作、ドラマはドラマ」と別物として楽しむことのできる、素晴らしい作品となっていました。
それでも「何がなんでも実写化は受け入れられない」というタイプの人もいると思うので、そういう考えの人は実写版を無理して見る必要はないですが、もし時間と興味がある場合は、ぜひ一度見てみて損はないと思います。
「岸辺露伴は動かない」のドラマしか見ていない人は原作漫画も読むべきか?
一方で、高橋一生さん主演の「岸辺露伴は動かない」のドラマ版だけを見たことがあって、漫画にも興味がある・・・!
こういう場合は、「原作の漫画は絶対に読むべき!」と断言できます。
何度も述べているように、実写版の「岸辺露伴は動かない」のクオリティは本当に素晴らしい・・・
しかし「ドラマもいいけど、やはり原作は最強で最高!」というのが”いち荒木作品ファン”としての意見です。
・原作のクセの強い絵柄
・セリフの独特な言い回し
・まるで岸辺露伴と一緒に取材に出かけて、その地で起こるトラブルを一緒に解決しているような感覚をもたらせてくれる
これらはやはり原作だからこそ感じ取ることのできる要素です。
癖が強いからこそ「苦手」という人も一定数いるのがジョジョや岸辺露伴のスピンオフですが、少なくともドラマ版の「岸辺露伴は動かない」を見て少しでも「面白い」と思った人であれば、ほぼ間違いなく原作の世界観を存分に楽しむことができるはずです。
ドラマ版「岸辺露伴は動かない」はまだジョジョ関連作品を読んだことのない人にとっては、ちょうど良い登竜門的な立ち位置になってくれていると思います。
まだドラマ版しか見ていない場合は、ぜひ原作も読んでみてください。
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